トム・デーリーは才能にあふれているようだ。
先月23日(金)に開幕した東京オリンピック。男子シンクロナイズドダイビング10メートル高飛び込みで、見事金メダルを獲得したイングランド代表トム・デーリー選手(27)は、競技以外の部分でも注目を集めている。
1日(日)に行われた女子3メートル板飛び込みを観戦するために、会場を訪れたデーリー選手。無観客の中、選手や関係者だけが許されたしずかな観客席で彼がおもむろに取り出したのは、なんと毛糸と編み針だった。
「飛び込み王子」として知られるデーリー選手。実は「編み物王子」でもあったのだ。オリンピックの公式ツイッターもこれに注目。編み物に集中するデーリー選手の写真とともに「ああこれ?金メダリストのトム・デーリー(@TomDaley1994)が飛び込みを観戦しながら編み物をしているところだよ」と投稿していた。
Oh this? Just Olympic champ @TomDaley1994 knitting in the stands while watching the diving. 🧶 pic.twitter.com/o17i6vsG2j
— The Olympic Games (@Olympics) August 1, 2021
またこの公式ツイッターには、デーリー選手本人による動画も投稿されている。この動画の中でデーリー選手は「この棒針編みやかぎ針編み、そして編み物に関する全てへの愛が、この(オリンピックという)プロセスの中で自分を落ち着かせてくれるんだ」と語っていた。
なお観客席でデーリー選手が編んでいたのは、犬用のセーターだったのだ。このセーターはニューヨークに住む人気フレンチブルドッグ「Izzy the Frenchie」のために作られたもので、「Izzy the Frenchie」は自身の公式アカウントにて、感謝のメッセージをツイートしている。
Sooo excited @TomDaley1994 is making me a jumper at @Olympics #Olympics pic.twitter.com/ycA0lg3wGA
— Izzy the Frenchie (@IzzyTheFrenchie) August 1, 2021
またデーリー選手は、少し前には、オリンピック選手ならではのあるものを作っていたことが話題になっている。彼が編んでいたのは、なんと“メダルケース”だったのだ。
デーリー選手は自身のSNSにて「今朝、メダルが傷つかないように小さな居場所を作ったよ!これ見て」と披露したのは、表にイギリス国旗のユニオンジャック、裏に日本国旗の日の丸がデザインされたメダルケースだ。フォロワーたちからは「とってもかわいい」「すばらしい出来だ!」と大きな反響を得ていた。
What did @TeamGB's @TomDaley1994 do after winning an Olympic gold medal?
He knitted a little pouch for it 😍#TokyoOlympics (via IG/madewithlovebytomdaley) pic.twitter.com/SCg3lV3KIk
— NBC Olympics & Paralympics (@NBCOlympics) July 29, 2021