『スター・ウォーズ』シリーズに登場するキャラクターの中で、最も忠誠心にあふれ、信頼のおけるドロイドといえばR2-D2だろう。
しかし、掲示板サイト「Reddit」では、ユーザーのZaius_MDによる仮説が大きな話題となっている。それは、R2-D2というドロイドが自身のもつ長期的な記憶能力により、ちみつに計算された復讐心を抱えている、というものだ。
この仮説がたてられた経緯は、「ムスタファーの対決」までさかのぼる。惑星ムスタファーでオビ=ワンとアナキン・スカイウォーカーが死闘を繰り広げた際、オビ=ワンはアナキンの手足を切断し勝利した。R2-D2もこの戦いを目撃しており、オビ=ワンと共に去っていったのだ。
R2-D2のメモリーはその後、消去されずに残っていた。数年後にオビ=ワンと再会した際、R2-D2は彼がまるで初対面であるかのように振舞う様子に違和感をおぼえたはずだ。さらにオビ=ワンは、アナキンの息子ルーク・スカイウォーカーに対し、父親に起こったできごとについて真実を語らなかった。これによりR2-D2は、オビ=ワンは過去に起こったできごとを隠そうとしているのではないかと考えた。
同じタイミングで、R2-D2はアナキンとダース・ベイダーが同一人物であることをつきとめた。そしてオビ=ワンの行動への怒りから、R2-D2は復讐を計画するようになる。
デス・スターで、オビ=ワンとダース・ベイダーが対決した際のこと。オビ=ワンはルークやレイアら仲間達を逃がす為に自らを犠牲にした。脱出するための船ミレニアム・ファルコンに唯一乗ることが出来なかったオビ=ワンだが、仮説によると、これこそがR2-D2 によって仕組まれた復讐なのではないかというのだ。この仮説では、R2-D2 が自らの手で船へのドアを閉めたのではないかとしている。
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アナキンがダークサイドに落ちる前には、数々の闘いでサポートをし一緒に乗り越えてきたR2-D2。友人を殺されてしまったという怒りが、復讐心につながってしまったのだろうか。