DNA検査といえば、警察の捜査や家族の関係性を調べるために使われることが多いが、近年では犬にDNA検査をする飼い主も増えている。そんな中、新たにPeople紙が報道した犬のDNA検査に関する記事が話題となっている。
DNA Test Reveals Chicago Family's New Rescue Dog from Texas Is a Cousin of Their Late Pet https://t.co/bvy7yRMLZr
— People (@people) August 12, 2021
アメリカのシカゴに拠点を置く、ヴィーガンフード会社創立者であるニコールさんとダンさんは、最近フリーダという名のジャーマンシェパードミックスを飼い始めた。
フリーダは、さまよっているところをテキサスのパーム・バレー・アニマル・ソサエティに拾われていた。その後、より広いスペースがあるシカゴのシェルターに移され、そこでフリーダはニコールさんとダンさんに出会った。
フリーダを飼い始めてからまもなく、ニコールさんとダンさんは、バックグラウンドを知るために、エンバーク社による犬のDNA検査を行った。実は、今年5月に亡くなった2人の愛犬グレタも、同じシカゴのシェルターから引き取った犬で、フリーダと同じDNA検査を受けていた。
エンバーク社に保管されていたグレタの結果と比較すると、なんとフリーダのDNA検査では、彼らが生物学的に関連していることが明らかになったのだ。エンバーク社が発表したリリースによると、フリーダとグレタはDNAの6%を共有しており、いとこかまたいとこの関係に当たるのだという。
ニコールさんとダンさんは、この素晴らしい偶然の一致にとても感激したそうだ。
彼らの愛犬グレタは2007年にシカゴのアニマル・ケア・アンド・コントロールが保護し、その後ニコールさんとダンさんが迎え入れた。グレタはすぐに、2人の会社である「Upton’s Naturals」のオフィスで可愛がられるようになった。
ニコールさんとダンさんはシカゴでドーナツ店も経営しており、グレタが今年5月に14歳で亡くなった際には、ドーナツの売り上げの100%をアニマルシェルターなどに寄付したという。
グレタと別れを告げた後、奇跡的にグレタと関係のあるフリーダを迎え入れたニコールさんとダンさん。「動物と生活をともにする多くの人々と同じように、私たちも愛犬のグレタを失ったことに大きなショックを受けていました。フリーダを見つけたとき、彼女は私たちの家族になるべき存在だと思いましたが、彼女がグレタの実の家族でもあることは知らなかったんです。このようなことが起こる可能性がどのくらいあるのかはわかりませんが、私たちにとっては、運命を確信できる出来事でした」と心境を明かしている。