人気ラッパーのニッキー・ミナージュと、夫のケネス・ペティが法的な問題に直面している。米Varietyが伝えている。
ケネス・ペティは、1994年に当時16歳の少女に対するレイプ未遂で有罪となり、懲役18~54ヵ月の刑が科され、その7年後に男性を銃殺した過失致死罪で7年間服役した前科がある。またケネスは2020年初めに、性犯罪者として米カリフォルニア州ロサンゼルスのリストに登録された。
今回ニッキー・ミナージュと、夫のケネス・ペティは、1994年にケネスから性的暴行を受けた女性に対し、賄賂(わいろ)を渡そうとしていたという。
ブルックリンの連邦裁判所によると、被害女性であるジェニファー・ハフさんによって提起された訴訟では、ニッキー側が、ジェニファーさんと彼女の家族に繰り返し連絡を取り、性的暴行が起こったことを否定する声明を出させようとしたと主張したのだ。
またジェニファーさんによると、ニッキーの仲間の一人が彼女の家にきて、申し立てを撤回する文書に署名するために2万ドル(約218万円)を出してきたという。
裁判所の文書では、ジェニファーさんは、ニューヨーク州の児童被害者法を使い、ケネスに1994年の性的暴行の責任を負わせることを目指しているという。この法律では、児童虐待の被害者が、時効の範囲外となる訴訟を起こすことを許可している。
他にもジェニファーさんは、ニッキーとケニス、その仲間達からの嫌がらせに苦しんだと主張。深刻なうつ病、嫌がらせ、脅迫により、2020年5月以降働くことができなかったとも述べている。
アメリカのメディアによると、ニッキーの法務チームはまだ告発に対応していないという。果たしてこの裁判に決着はつくのだろうか。
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