テニスの大坂なおみ選手（23）が、現在開催されている「ウエスタン・アンド・サザン・オープン（2021 Western & Southern Open）」の賞金をハイチ地震救済のために寄付することを発表した。
現地時間8月14日朝、カリブ海の島国ハイチでマグニチュード7.2の地震が発生。現在までに死者は少なくとも1297人、また負傷者は5700人以上にものぼると言われている。ハイチの政府は非常事態を宣言し、被災者の支援に全力をあげ、またこの大規模な地震被害を受け、アメリカ政府は緊急援助隊を派遣することを発表した。
父親がハイチ共和国ポルトープランス出身で知られる大坂なおみ選手は、この壊滅的な地震のニュースを受け、14日からアメリカ・シンシナティで開催されている「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」の賞金全額をハイチ地震救済に寄付することを発表した。
大坂なおみ選手はツイッターで「ハイチで起こっている全ての荒廃を見るのは本当に心が苦しいです。私たちは安心できないようにも感じます。私は今週トーナメントに出場し、賞金の全てをハイチの救援活動に寄付します。私たちの祖先のちは強いことは知っています。私たちはこれからも立ち上がり続ける」と、力強く書きつづった。
Really hurts to see all the devastation that’s going on in Haiti, and I feel like we really can’t catch a break. I’m about to play a tournament this week and I’ll give all the prize money to relief efforts for Haiti. I know our ancestors blood is strong we’ll keep rising 🇭🇹❤️🙏🏾
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) August 14, 2021
大坂なおみ選手は、「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」に第２シードとして出場を予定している。
先月、大坂なおみ選手はスポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」8月号の表紙に、黒のワンショルダーの水着で登場。「日本人とハイチ人の女性として初めてカバーを飾ることができたことをとてもうれしく思う」とコメントしていた。
