世界的人気ロックバンド ザ・キュアーのベーシスト、サイモン・ギャラップが、バンドから脱退することを発表した。
サイモン・ギャラップが先週土曜に発表したコメントは、非常に短いコメントだった。
サイモンは自身のフェイスブックにて、「少し重たい気分ではあるが、俺はもうザ・キュアーのメンバーではない!他のみんなの今後の健闘を祈る」とだけつづっていた。
混乱したフォロワーたちが説明を求めると、サイモンはコメント欄に「裏切られることにはもうウンザリなんだよ」と意味深な投稿。しかし、これ以上詳細が語られることはなかった。
ザ・キュアーは1978年、イングランドで結成されたロックバンドで、サイモンは1980年に加入した。日本では過去に3度、フジロックフェスティバルにてパフォーマンスを行なっている。代表作に「Disintegration(1989)」や「Wish (1992) 」などがある。
今回のサイモンの脱退について、月曜の時点でバンドからは正式な発表はなされていない。しかし同バンドでキーボードを担当するロジャー・オドネルが日曜日に投稿したツイートで、サイモンの脱退を匂わせる内容をつづっていた。
A friend just told me they saw Lol in the Guitar Centre buying a bass???????
— Roger O'Donnell (@RogerODonnellX) August 14, 2021
ロジャー・オドネルはツイッターにて、「ある友人が、ギター・センター(楽器店)でベースを買うローレンスを見たって教えてくれたんだ」と投稿。ローレンスとは、「ザ・キュアー」の創設メンバーでありドラマーのローレンス・トルハーストのことだ。サイモンが脱退する代わりに、新たなベーシストが加入することを遠回しに知らせているものと思われる。
サイモンは、ザ・キュアーとしての40年以上にわたる活動の中で13枚のアルバムのうち11枚に関わってきていた。