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R・ケリーは「性犯罪者」 性的暴行罪の裁判がついにスタート

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今月18日、R&BシンガーR・ケリーの性的暴行に関する第一回目の裁判が行われた。

NBCニュースが報じたところによると、出席したマリア・クルス・メレンデス連邦検事補が冒頭の声明にて、「この事件は、何十年にもわたって自身の名声とネットワークを利用し、少女や少年そして若い女性を自分の性的な目的のためにあっせんしてきた性犯罪者に関するものです」と述べた。

さらに、「彼は金と権力、そして表舞台で見せる顔をうまく使い、自分の犯罪を平然と隠していたのです」と続けている。

またマリア・クルス・メレンデス連邦検事補は、R・ケリーが自身の音楽をPRするだけでなく、「願望と欲求を満たす」ことを目的としたチームや仲間に囲まれていたと指摘。「彼は自分の立場を利用して国中の若いファンの中からお気に入りを選び、2人きりになったときには肉体的、心理的、そして性的にもてあそんだのです」と付け加えた。

そのうえでメレンデス検事補は、「10代の未成年者と『交際』し、そのやり取りを記録して児童ポルノを作成。さらに不治の病であるヘルペスを発症させたとする一連の行為は違法そのものです」と主張した。

記事によると、当日青いスーツにネクタイを締め剃り上げた頭で出廷したケリーは、裁判中沈んだ表情をしていたという。ケリーの弁護士ダグラス・C・アントンは水曜に発言する予定となっているが、以前、被害者のことを「不満がたまっている集団」と呼んだことから物議をかもしている。ダグラス・C・アントン弁護士は、被害を訴える少女たちは「ケリーと一緒に過ごすことを切望していた」とし、「社会現象となった『MeToo』運動に乗っかりたかっただけだ」と主張していた。

E! ニュースはケリーの弁護士にコンタクトを試みたが、現時点で返答は得られていない。

ケリーは2019年、未成年への性的暴行や児童ポルノ所持など10件以上の容疑で逮捕されている。

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