今年3月に放送された、ヘンリー王子&メーガン妃夫妻と大物司会者オプラ・ウィンフリーによる衝撃のインタビュー番組。その内容の一部にはイギリス王室も反応する事態となったが、ヘンリー王子とメーガン妃にとってはそのリアクションすらも「驚きではなかった」という。2人の伝記「自由を求めて」の最新版にてつづられている。
オミッド・スコビーとキャロリン・ドゥランドの共著である「自由を求めて」は昨年末に発売された。そしてこの夏、新たなエピソードを加えた最新版が発表されるのだ。
この本の中で、メーガン妃とヘンリー王子がインタビューの際に「王室内で人種差別的な発言があった」と語ったことに対するエリザベス女王の反応が「記憶と異なる部分があったかもしれない」というものだったことは、夫妻にとって「驚きではなかった」とつづられていた。
夫妻に近い人物によると、今回の発言について王室側が全責任を負わない姿勢を取るということは、夫妻にとって想定内だったという。
本の中でその人物は、「数ヶ月たっても、納得のいく説明はなされていません。それなのに、どうやって『前を向け』と言うのでしょうか?」と語っていた。
なお著者はこの本の中で、インタビュー放送後王室側が「2人の心境を知って悲しんでいる」「記憶と異なる部分があったかもしれない」といった声明を出すまでに「36時間も要した」と指摘している。
3月に放送されたインタビューでは、メーガン妃が結婚式の場でキャサリン妃から「泣かされた」ことやヘンリー王子と父チャールズ皇太子、兄ウィリアム王子との間に深い確執があること、さらにはメーガン妃がメンタルヘルスをわずらい王室に助けを求めたにも関わらず、サポートを受けられなかったことなどが明かされた。
なかでも衝撃的だったのが、当時まだメーガン妃のお腹の中にいた長男アーチー君に対して、肌の色を懸念する発言が王室内にあったと暴露したことだった。夫妻は、この発言が王室離脱のきっかけの一つとなったと明かしていた。