イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃は先日、祖父フィリップ殿下の死去にともない王室宛にお悔やみの言葉を送った支援者に対し、感謝の気持ちを述べるカードを郵送した。この中で、訃報の後、夫妻が辛い時期を過ごしたことを明かしている。
カードの中では夫妻について、「2人は最愛の祖父を失ったことで、悲しみの中にいます。しかし皆さんが送ってくださったメッセージが、この辛い時期において心の支えとなりました」とつづられている。
王室からの郵便物を公開しているサイト「Gert’s Royal Replies」によると、今回のカードにはこれまでのものと比べ、少し厚みがあり光沢のある素材が使用されているという。
さらにカードには、「ケンブリッジ公爵ならびに公爵夫人は、エディンバラ公爵の死去にともないお悔やみの言葉をおおくりくださった皆様に感謝を申し上げています。ここ数週間でお2人が受け取った多くの思いやりあふれるメッセージに、大きく感動されていました」と記されていた。
夫妻からのメッセージには、2012年にウィンザー城で執り行われたエリザベス女王のダイアモンドジュビリーのパレードにて撮影されたフィリップ殿下の写真が添えられていたという。
Gert’s Royal Repliesはこのカードについて、「受け取った人々は、このカードを他のポストカードとは異なる特別な宝物として保管することでしょう」とし、「王室がこれから長い間記念となるものを残したことはすばらしいことです」とつづっていた。
またこのサイトではカードに黒い縁取りがされていることにも言及。これは「喪に服す」ことを意味しており、ヴィクトリア時代からの伝統なのだという。
エリザベス女王の夫であるエディンバラ公爵フィリップ殿下は今年4月に逝去。それまで数か月間は心臓の手術のため病院で過ごしていたが、最期の時は自宅で迎えていた。