女優のアンジェリーナ・ジョリーが自身のSNSを使い、現在混乱が続くアフガニスタンと、その中で危機にさらされる女性や子供たちのために声をあげている。
人道支援活動も行なっているアンジェリーナ・ジョリーは、金曜日にインスタグラムのアカウントを開設。最初の投稿は、米軍がアフガニスタンから撤退する中、タリバンの支配から逃れて安全を求めるアフガニスタン市民に向けたものとなった。
アフガニスタンの少女から送られた直筆の手紙と、並んで立つ少女達の後ろ姿を撮影した写真を投稿したアンジェリーナは、「これは、アフガニスタンに住む10代の少女から送られてきた手紙です。現在、アフガニスタンの人々はSNSでのコミュニケーションが制限され、自分たちの考えを自由に表現出来なくなっています。そこで私はこのインスタグラムを通じ、地球の反対側で基本的人権のために闘う彼女達の物語や声を共有したいと思います」とキャプションを添えた。
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アンジェリーナに近い人物は、彼女がこのタイミングでインスタグラムを始めた理由について、「アンジェリーナは、アフガニスタンの女性や若者たちがソーシャルメディアでのコミュニケーションや、自由に自分を表現する能力を失っている今、何かしらの形で力になれないかと思ったようです」と語り、「彼女の立場からすると、もし彼女の力でアフガニスタンの若者達の声を大きくし、世界に発信することができるのであれば、それだけで十分、SNSに参加した理由になると考えているのです」と続けた。
アンジェリーナはキャプションの中で、20年前アメリカ同時多発テロが発生する数週間前にアフガニスタン国境にてアフガニスタン難民と面会していたことを明かしており、引き続き支援を表明している。
キャプションは、「私は目を背けません。支援の道を探り続けます。他の方々も参加してください」としめくくられていた。