マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ワンダヴィジョン』のスター、エリザベス・オルセンが、『ブラック・ウィドウ』に関する訴訟を起こしたMCU仲間のスカーレット・ヨハンソンへのサポートを表明した。
スカーレット・ヨハンソンは、『ブラック・ウィドウ』が劇場とディズニープラスの同時公開となったことで、ディズニー側が彼女の契約に違反したと主張し、ディズニーを提訴した。この訴訟ではスカーレットが、多額の興行収入に基づく報酬を失ったと主張している。
この投稿をInstagramで見る
このスカーレットによる訴訟は、さまざまな反響を呼んでいる。ディズニーは当初、この訴訟に対して、スカーレットが新型コロナウイルスのパンデミックに対して十分な配慮をしていないと批判。この否定的なディズニーの反応に、スカーレットはショックを受けているとも報道されている。
そんな中、エリザベス・オルセンが先日Vanity Fair誌のインタビューの中で、パンデミック時の映画公開の状況やスカーレットの訴訟についての独自の考えを語った。「いろいろなことを心配しているわ。スカーレットのことは心配していないの。でも小さな映画が映画館で見られる機会があるかどうか心配。それはコロナの前からあったことね。私は映画館にくことが好きだけど、必ずしもオスカー候補や超大作だけを見たいわけではないの。アートフィルムやアートハウスシアターも見たいと思っている。だからこそ、映画館を続けていく人のことを心配しているわ。映画館がどのように経済的に成り立っているのかはわからない。でも大きな会社が協力して劇場を維持するような、何らかの解決策があることを願っているわ」と語った。
[PR]続けてエリザベスは「俳優とその収入に関しては、すべての契約に起因するものだと思う。だから、契約書に書いてあるか、書いていないかのどちらかなの。あなたは どうですか?スカーレットのことを心配していますか?」と、共同インタビューを受けていた俳優ジェイソン・サダイキスに質問した。
すると彼は「もちろん。心配しないわけないよ。彼女は僕のコメディブラザー(SNLのコリン・ジョスト)と結婚しているからね」と回答。これに対しエリザベスは「彼女はとてもタフだと思うわ。文字通り、それを読んだ時『スカーレットがんばれ』って思った」とコメントした。
今回、エリザベスはスカーレットへのサポートを表明したが、彼女のほかにも、マーベル・スタジオの社長であるケビン・ファイギやブラムハウスの創業者であるジェイソン・ブラムなど、ハリウッドの数多くの著名人が彼女をサポートする声をあげている。