2020年から長期にわたり、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。イタリアでは現在、ほとんどの屋内施設に入るには、ワクチン接種証明書である“グリーンパス”が必要だ。そんな中、学生のアンドレア・コロンネッタさんがグリーンパスをタトゥーにしたことが話題となっている。
22歳のアンドレアさんは、グリーンパスのQRコードを左上腕部に入れた。彼はこのタトゥーをTikTokにて紹介し、瞬く間に話題となった。ある動画では、友人がアンドレアさんのタトゥーをスマホでスキャンし、予防接種の証明書を出すことに成功している。別の動画では、QRコードを使ってマクドナルド屋内に入り、サービスを受けている。
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イタリアの首相は8月初め、コーヒーショップ、レストラン、映画館、美術館、ジムなどに入るために必要なグリーンパスシステムを発表。9月には、一部の交通機関や学校にも必要となる。
他のヨーロッパ諸国でも、同じようなシステムが導入されており、フランスでは最近「ヘルスパスポート」プログラムが発表された。このプログラムは、ワクチン接種や、ウイルスからの回復、またコロナの検査で陰性であることを証明するQRコードや証明書を共有できると言うものだ。このシステムは、ワクチン接種率を向上させているが、賛否両論もある。
しかし、QRコードをタトゥーにするのは至難の技で、読み込んでくれない可能性もゼロではない。カナダのタトゥースタジオ「Adrenaline」によると、QRコードは黒い四角の間にスペースを入れるための大きさを確保しなくてはならなく、平な場所にしか入れられないという。また、タトゥーが治った後にデザインがどのように変化するかを計算しなければならないようだ。
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