来週、インスタグラムが大きな変更を行うようだ。
インスタグラムはこれまで、24時間で投稿が削除される「ストーリーズ」機能の中で、投稿の下部にある「もっと見る」と表示された部分を下から上に「スワイプ」することにより、紐づけられたウェブサイトに移動できる機能を一部のユーザーに対して付与していた。
この機能により、企業やインスタグラマーは視聴者を見てもらいたいウェブサイトへ誘導し、PRしたい商品や記事、またサービスの登録などへと促すことができるようになっている。
そしてこの度、ユーチューバーのサム・シェファーが明かしたところによると、先日一部のユーザーに対しインスタグラムからあるメッセージが送られてきたという。
そのメッセージには「スワイプしてリンク先へ飛ぶ機能は今後、スタンプへと仕様が変わります。8月30日以降、『もっと見る』の表示をスワイプする機能はなくなり、今後はリンク先へ飛ぶ『スタンプ』が装備されます」とつづられていた。
なおこの『スタンプ』によるウェブサイトへの誘導機能は、6月以降ごくわずかなユーザーに対して試験的に導入されていたという。
そして現在まで、ウェブサイトへ誘導する機能は10000人以上のフォロワーを持つユーザーにのみ与えられていた。しかしどうやら、この機能がユーザー全員を対象としたものへと拡大される可能性もあるそうだ。
Instagram is retiring the swipe up https://t.co/KXEkX1QADt pic.twitter.com/rW36qqkOx0
— The Verge (@verge) August 23, 2021
また科学やテクノロジー分野の情報を紹介しているThe Vergeは以前、「この『スタンプ』はこれまでの『スワイプ』と同様の働きをする。変わったのは、スワイプするのではなくスタンプをタップするようになったことだけだ。また『スタンプ』によるウェブサイトへの誘導であれば、ストーリーズにリアクションすることもできる。これは、今までスワイプするタイプの機能ではできなかったことだ」と報じていた。