人気ラッパーのカニエ・ウェストが、新アルバム「ドンダ」をついにリリースした。米Varietyが伝えている。
亡き母の名前がつけられたこのアルバムは、ジェイ・Z、ザ・ウィークエンドなど豪華アーティストたちが参加したアルバムで、これまで3回にわたり大規模なリスニングパーティーが開催され、故郷のシカゴで行われた最後のリスニングパーティーでは、同性愛者への差別発言でバッシングされているダベイビーや、性的虐待を告発されているマリリン・マンソンが登場し、音楽ファンたちは騒然。さらに最後には現在離婚調停中のキム・カーダシアンが花嫁姿で登場し、大きな話題となった。
そんな話題作「ドンダ」がついにリリースされたのだが、カニエはあることに激怒している。
カニエはインスタグラムにて、「(レーベルの)ユニバーサルは、俺の許可なしでアルバムをリリースし、さらにアルバムから『Jail pt 2』をブロックした」と主張するメッセージを投稿した。
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楽曲「Jail」には、ジェイ・Zがフィーチャリングで参加しているのだが、「Jail pt 2」ではダベイビーが参加しているのだ。
しかし、アルバムリリース後、スポティファイなど各音楽ストリーミングサービスでは、「Jail pt 2」のみ聴けないかたちとなっていた。これは著作権の問題からダベイビー側からリリースの許可が降りてないなかったようで、そのことについてのやりとりをするショートメッセージを公開していたが、カニエのメッセージを受けてか、その後聴けるように変更がなされた。
この件についてユニバーサル側はコメントは発表していないが、ある情報筋によると、レーベルはカニエの発言を「バカげている」と思っていたと明かしている。
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