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大坂なおみ選手、USオープンを控え心中を告白 「自分に『よくがんばった』と言ってあげたことはなく、『最悪だ』『もっとできたでしょう』と言い聞かせていた」

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大坂なおみ選手

テニス選手の大坂なおみが、2021年に抱えた苦悩を正直に告白。「極端に自虐的」な性格が自身の功績を素直に受け入れることをさまたげてきたと明かしている。

大坂なおみ選手は現在世界3位。今週のUSオープンには、5つ目のメジャータイトル獲得を目指してのぞむことになる。

そんな大坂選手は今年5月、全仏オープンで記者会見に応じない旨を発表。その後メンタルヘルスの問題を理由に棄権した。

さらに東京オリンピック前のウィンブルドン大会も棄権。日本代表として出場したオリンピックでは、3回戦で敗退する結果となった。

そしてUSオープンを目前に控え、大坂選手は自身のSNSを更新。これまで卑屈になっていたことを認め、今後は自分に厳しくし過ぎず、成功を素直によろこぶことを約束した。

大坂選手は自身のSNSに、「今年のことを振り返ってみました。多くの人々が、これまでにない形でサポートしてくださったことに心から感謝します」とつづり、「最近になって、なぜ私がこのように感じてしまうのか考えてみました。そして、その理由の1つが、つねに『私は全然十分じゃない』と考えてしまうことだと気付きました」とつづけた。

さらに、「私はこれまで、自分に『よくがんばった』と言ってあげたことはありません。代わりに、『最悪だ』『もっとできたでしょう』と言い聞かせていたのです」と告白。「私のことを謙虚だと言ってくれる人もいました。でも、私はただ卑屈だっただけなのです。何か新しいチャンスが舞い込むたびに、私が最初に思うのは『なんで私?』ということでした。私が伝えたいのは、今後はもっと自分や自分の成し遂げたことをほめてあげたいということ。そしてそれは、みなさんにやってほしいことなのです」と訴えた。

そして、「あなたの人生はあなたのもの。他の人のものさしで、自分の価値を測らないでください」と付け加えている。

そんな彼女は、現在はプレーできることに喜びを感じており、自信を持って取り組めているという。USオープンを前に大きなことを言うつもりはないが、一戦一戦都度集中して取り組みたいとつづった。

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