全米と全英でチャート1位を記録したオリヴィア・ロドリゴの楽曲「Good 4 U」。この楽曲のクレジットに、オルタナティブロックバンドパラモアのボーカル、ヘイリー・ウィリアムスと元メンバー、ジョシュ・ファロの名前が追加された。
「Good 4 U」は今年5月にリリースされて以降、パラモアが2007年に発表した楽曲「Misery Business」によく似ているとの指摘が相次ぎ、多くのアーティストや作詞家たちが著作権や公平性、既存の曲に影響を受けることについて意見を述べる事態となっていた。
なお正確にいつ追加されたのかは分かっていない。リリースされた時点では、クレジットされていたのはオリヴィア・ロドリゴとプロデューサーのダン・二グロだけだったという。
現在ビルボードHot100チャートの10位に位置する「Good 4 U」は5月に初登場した時点で1位を獲得しており、大ヒット曲となっている。この度クレジットに名前が追加された2人は、この曲でいくらくらいの収入を得ることができるのだろうか。
正確な金額は定かでないが、作詞や出版社をへの報酬はこのわずか数ヶ月で「7ケタ台」になるのではないかと推測することができる。
ある関係者は取材に対し、「数字の変化が非常に大きい分野ですので正確な金額を計算することはむずかしいですが、放送された量、ラジオでの再生時間、ストリーミング回数などの興行物だけでざっと見積もっても120万ドル(約1億3000万円)から220万ドル(約2億4000万円)にはなるでしょう」と語った。
「Good 4 U」はすでにストリーミング回数5億2740万回、売り上げ枚数134,900枚、ラジオ再生回数324,300回、この曲が収録されたアルバム「SOUR」のセールスは246,700枚を記録している。