英国王室のウィリアム王子。これまで世間を騒がせた件ついて、まだ彼の中では終わっていないようだ。
イギリス王室専門家のオミッド・スコビーによると、ウィリアム王子は弟のヘンリー王子とその妻メーガン妃が王室を離脱したことや、今年3月にオプラ・ウィンフリーのインタビューに答えたことに関して「まだ折り合いがついていないようだ」と語った。
先週木曜、Entertainment Tonightで取材に答えたオミッド・スコビーは、「ヘンリー王子とウィリアム王子の関係には依然として距離がある」とした上で「海を越えた物理的な『距離』という意味だけでなく、会話がないということだ」と続けた。
そんなウィリアム王子とヘンリー王子だが、今年4月に執り行われたフィリップ殿下の葬儀や7月に行われたダイアナ元妃の銅像除幕セレモニーなど、公の場においては落ち着いた様子を見せていた。ちょうど、兄弟の間には深い確執があると報じられていた時期だ。
「何か重要な、大きなイベントがある時は、2人とも『一時休戦』する」と語ったスコビーは、「それでも残念ながら、これらのイベントが2人の関係を動かすまでには至らなかった。2人は依然として、定期的に連絡を取ることがない、もしくは全く連絡を取らない兄弟だ。2人とも全く別々の道を歩んでいるんだよ」と続けた。
スコビーによると、ウィリアム王子とヘンリー王子は全く異なることから、今後大きな変化はないのではないかと考えているという。
スコビーは「ウィリアム王子はおそらく、将来的に王となるため、王室のために生きている人物だ。一方ヘンリーは全く反対の方向に進んでいる」と語った。
フィリップ殿下の葬儀では、キャサリン妃の気づかいもあって会話を交わす様子が目撃されていた2人。一方7月の除幕セレモニーでは、ウィリアム王子がヘンリー王子のことを「信用できない」として隣同士で歩かないよう要求したとも報じられていた。