人気歌手のビリー・アイリッシュが、米テキサス州の中絶禁止法に激怒。インスタグラムのストーリーにメッセージを投稿した。
アメリカのテキサス州では、妊娠6週目以降の人工妊娠中絶を禁止する州法が施行された。アメリカの最高裁判所は、この法律を差しどめしないと判決を下したのだ。これは、レイプなど性暴力による妊娠も含まれることや、また6週ではまだ妊娠に気づかないことが多いため、この判決に多くの人々、そして有名セレブたちが女性の権利を守るため声をあげている。
これを受け、歌手のビリー・アイリッシュも自身の想いをインスタグラムのストーリーに投稿。ビリーは「もっと男性が気にかけてくれることを心から望んでいる。もう疲れ果てたよ。女性の権利に関して何も言わない男性がどれだけいることか、本当に気分が悪くなる」と、今回の州法に何も言わない男性側を強く非難した。
他にも女優のリース・ウィザースプーンは、中絶禁止法に反対するハッシュタグ#BansOffOurBodiesに参加し、「私は自分の健康と、自分の体について決定を下すための、憲法上の権利をもつテキサスの女性たちとともに立ち上がリマス」とコメント。
I stand with the women of Texas who have the Constitutional right to make decisions about their health and their own bodies. #BansOffOurBodies https://t.co/J7aDur4uEQ
— Reese Witherspoon (@ReeseW) September 1, 2021
さらに人気歌手のピンクは、「妊娠6週目以降の中絶禁止という異常事態に直面しているテキサスの人々と連帯します。この中絶禁止法は、今後アメリカ全体で起こりうる未来予想図になるかもしれない。私たちが何か行動を起こさない限り」と訴えかけた。
I stand in solidarity with people in TX who, as of today, face an extreme 6-week abortion ban. This ban, #SB8, will be the blueprint for bans across the US. Unless we do something about it. #BansOffOurBodies https://t.co/jE7GCOneg4 pic.twitter.com/DeuSzOBGiN
— P!nk (@Pink) September 2, 2021
現在、バイデン米大統領はこれを受け、女性の権利保護に向けた方法を模索するとコメントを発表している。