俳優のオスカー・アイザックが、自身が出演した『The Card Counter』、『DUNE/デューン 砂の惑星』そして『Scenes from a Marriage」の3作品のワールドプレミアに参加するため、現在開催されている第78回ヴェネチア国際映画祭に登場した。
その中で記者会見に臨んだオスカー・アイザックは、かつてポー・ダメロン役で出演していた『スター・ウォーズ』シリーズについて言及した。
「数年間、グリーンバックでの撮影が多かったから、とにかくより細かいキャラクター分析が必要な仕事をしたいと熱望していたんだ」と明かした。そしてちょうどそのタイミングで耳に入ったのが、ポール・シュレイダー監督が『The Card Counter』を製作するという話だった。
彼が監督した『魂のゆくえ』を鑑賞していたオスカーは、ぜひ彼と一緒に仕事をしたいと考えており、早速監督本人にメールを送ったという。それから約1年後、シュレイダー監督から連絡があり、『The Card Counter』への出演をオファーされたのだった。
『The Card Counter』にてオスカーは、ミステリアスな過去を持つギャンブラーの男を熱演している。今作への出演に備え、オスカーはかつて通っていた演劇学校をおとずれ、恩師たちと3日間一緒に演技プランを練ったことも明かしていた。
なお『DUNE/デューン 砂の惑星』は『スター・ウォーズ』シリーズ同様、銀河が舞台となった作品だ。さらにオスカーは現在、MCUのテレビシリーズ『ムーンナイト』の撮影中でもあることから、CGやグリーンバックとは切っても切れない関係が続いている。そういう意味で、『The Card Counter』は気持ちをリセットし、じっくりと役と向き合うために必要な作品だったといえるだろう。