先日、歌手のニコール・シャージンガーが、自身の所属していたガールズ・グループ プッシーキャット・ドールズ創始者であるロビン・アンティンから訴えられた。
そしてこの度、ついにニコール・シャージンガー側の弁護人がコメントを発表。強い言葉で反論した。
今回の訴訟は、2019年末にロビン・アンティンとニコールが結んだとされる契約に関するものだった。この契約はプッシーキャット・ドールズの再結成とグループの新規事業についてニコールが株式の49%を取得するといった内容で、双方が合意し基本合意書を作成していた。
しかし提訴にふみきったロビンによると、ニコールは今になって再結成ツアーを拒否し、最終決定権と株式75%の所得を希望するなどなど、基本合意書の見直しを求めてきたという。さらにツアーを催行するLive Nationも、今回の訴訟によりツアー日程が確定できないとして60万ドルを要求している。
一方、このたびニコールの弁護人がPeople紙に語ったところによると、ロビンの主張は「ばかばかしく、間違ったものである」という。さらに弁護人は、「今回の訴訟は自分の非を認めたくないあまり、存在しない責任をニコールに押し付けるための必死の試みだ」と付け加えた。
弁護人によると、ニコールにLive Nationへの支払い義務はないという。
「ロビンは、自身の判断やビジネスの失敗が招いた大きな損失ら逃れるためにニコールが必死で掴んだ成功を利用しようとしている」と語った弁護人は、「この契約はニコールが関与するまえに、ニコールの名前をロビンが勝手に使って結ばれたものだ。彼女は返済できるはずもない60万ドルをLive Nationから借り、そして使ってしまった。一方ニコールは、プッシーキャット・ドールズ再結成のために自己資金15万ドルを投資していたが、ロビンがグループメンバーの経済事情を暴露するなど考えられない行動をとったことにより、台無しになってしまった」と続けた。
弁護人は、「ニコールはプッシーキャット・ドールズのファン達を愛し、リスペクトしている。今後いつか、ステージに戻ってパフォーマンスをしたいと考えているようだが、今の状況では難しいだろう」と締めくくった。