ウィリアム王子とキャサリン妃によるチャリティー財団「ロイヤル・ファウンデーション」が、今後さらに多様性に力を入れていくことを発表した。
このたびロイヤル・ファウンデーションが発表した年次報告書によると、「理事会メンバーの多様性について、これまで正式な目標を発表してこなかった。しかし今後は、インクルージョン(1人1人が互いに個性を認め、一体感を持っている状態)に焦点を当てるよう取り組んでいく」という。
報告書の中で財団は、「ロイヤル・ファウンデーションは引き続き、公平性と多様性を重視し、従業員、応募者、パートナー、取引先、財団の全ての関係者の幸福と尊厳を推進し、前向きで安全、さらに1人1人に敬意のある環境を提供することを約束する」とつづった。
44ページにわたるこの報告書には、昨年1月から12月までの財団の財政状況の調査結果も記載されている。
また財団は今後、従業員たちのメンタルヘルスにも配慮し「精神的な健康を保てる職場づくり」に力を入れていくとし、従業員の福祉に関する取り組みもいくつか用意していることも発表した。
今回の財団の発表は、ヘンリー王子とメーガン妃の発言が大きく影響していると見られる。
ヘンリー王子とメーガン妃は今年3月に放送されたインタビュー番組にて、夫妻の長男アーチ―君がまだお腹の中にいたころ、王室メンバーから彼の肌の色を懸念する発言があったと主張。放送後、ウィリアム王子が「我々は人種差別的な家族ではない」とコメントを出す事態となった。
さらにメンタルヘルスの問題については、メーガン妃がこのインタビューの中で、王室にいたころに自殺願望を抱いたことや王室スタッフからのサポートがなかったことなどを訴えたことがきっかけだったと思われる。
tvgrooveをフォロー!