米ディズニー・チャンネルのドラマ「レイブン 見えちゃってチョー大変!」「レイブンのウチはチョー大変!」で知られるレイブン・シモーネ(35)が、自身演じるキャラクターをレズビアンにすることを拒否していたことを明かした。
「レイブン 見えちゃってチョー大変!」は、未来(ビジョン)が見える能力を持つ女の子レイブン・バクスターのドタバタな日常を描いたコメディ・ドラマ。2003年から2007年まで放送され、アメリカの若者を中心に人気を集めた。2017年から放送されている「レイブンのウチはチョー大変!」はその続編であり、シングルマザーとなったレイブンが育児や仕事に奮闘する姿が描かれている。
【動画】「レイブンのウチはチョー大変!」第一話
米People誌によると、つい最近ポッドキャスト番組に出演したレイブンは、かつてディズニー・チャンネルの幹部から、「レイブンのウチはチョー大変!」を制作する際、レイブン・バクスターをレズビアンとして描くことに興味があるかどうか尋ねられたことを告白した。
レイブン・シモーネは、2013年にレズビアンであることをSNS上で示唆。その後の2020年6月、ソーシャルメディアマネージャーでガールフレンドのミランダ・マディと結婚したことを発表している。
同性婚をしたレイブン・シモーネであるが、自身演じるキャラクター、レイブン・バクスターもレズビアンにする必要はないと感じたようだ。ディズニー・チャンネル側からの提案を断った理由について、レイブンは次のように述べている。
「シリーズが始まる前に『レイブン・バクスターをレズビアンにしたいですか?』って聞かれたの。それで私は『ノー』って言った。断ったわ。私がノーと言った理由は、自分のことを誇りに思えなかったからとか、LGBTQ+コミュニティの象徴になりたくなかったとかそういうことじゃないの。レイブン・バクスターはレイブン・バクスターだからよ」
「演じる女優に合わせるために、彼女の人間性を変える必要はないって思ったの。レイブン・バクスターは私が誇りを持って演じたキャラクターで、彼女がストレートで、シスジェンダーであってもかまわない。彼女は彼女。でも彼女は離婚したのよ。ボーイフレンドを作るななんて言わないから大丈夫よ」