先日発売されたコミック版「スター・ウォーズ」最新巻で、たとえ新三部作時代のヨーダであっても、ダース・ベイダーは倒せなかったことが明らかになった。
ルーク・スカイウォーカーはヨーダのもとで修行を終えることはなかったが、この問題を考えるとそもそもヨーダの修行方法では不十分であったのだ。
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』にて、ルークは惑星ダゴバにてオビ=ワン・ケノービもとで積んでいた訓練を継続すべく、ヨーダを探していた。ヨーダはルークの態度や性格に不安を感じていたが、フォースについて教えることを了承するのだった。
しかし「まだ早い」とヨーダやベン・ケノービのから忠告されたにもかかわらず、ルークはクラウド・シティで罠にかけられたレイア姫やハン・ソロらを救うべく旅立った。
ルークとダース・ベイダーは惑星べスピンで対峙したが、ベイダーの力とフォースのコントロール力に打ちのめされてしまった。ルークはこの戦いで右腕を失い、さらにベイダーが実の父であることを知ってしまったのだ。
コミック版「スター・ウォーズ」最新巻では、ルークが信頼できる仲間であるR2-D2に対し、このダース・ベイダーとの戦いを振り返っている様子が描かれている。
ルークはベイダーを惑星タトゥイーンの砂嵐の激しさにたとえ、ヨーダに教えてもらったようにライトセーバーを使うだけでなく、フォースの力もフル活用したと明かしていた。
それでも戦いについては、「僕がやることはなんでも、ヨーダに教えてもらった動きでさえも、すべてやり返された。それも2倍の力でね」と語っている。
いくらヨーダといっても、その強さには限りがある。ジェダイ達が平和と名誉と高貴さを保っている間、シスは人を操り、だまし、裏切ることで力を取り戻していたのだ。
正攻法でしか戦えないヨーダは、力を取り戻したダース・シディアスの前に劣勢だった。そんなヨーダがルークにベイダーの邪道とも言える戦い方を教えられなかったのは当然のことなのだ。
ベイダーはシディアスの戦い方をさらに進化させ、自分のものにしていた。そんな彼に、ある意味「平和ボケ」していたヨーダが敵うわけがなかったのだ。