FILMS/TV SERIESNEWS

『007』最新作に『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックを起用するのは長い道のりだった!? キャスティング・ディレクターが語る意外な経緯とは・・?

FILMS/TV SERIES
ラミ・マレック

まもなく公開される人気スパイ映画『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でキャスティング・ディレクターをつとめるデビー・マックウォリアムスが、サフィン役を務める俳優にラミ・マレックを起用した経緯について語っている。

デビー・マックウォリアムスはこのたび、「Entertainment Weekly」の取材に対し、キャスティングには複数のプロセスがあることを明かした。

ラミ・マレックの起用については「ラミ・マレックの起用に関しては少し奇妙なことがあったのです」と語り、「彼の名前が候補に上がり、一度会いたいと彼のエージェントに連絡したのですが、その返事がなかなか返ってきませんでした。正式にオファーを出す為には、まず一度直接会って話をしなければなりません。それは誰でも同じことです。書面を郵送でやりとりするだけで契約が成立するわけではないのですよ」と続けた。

しかしその後、デビーがラミの主演映画『ボヘミアン・ラプソディ』の試写会に参加した際に、ラミ本人と直接会うことができたという。当時についてデビーは、「ちょうどいい場所に、ちょうどいいタイミングでいた」と振り返った。

試写会後ラミと話をすることができたデビーは、本人に直接「ジェームス・ボンドの映画について、エージェントから連絡を受けていませんか?」とたずねた。すると本人からの返事は「No(いいえ)」だったそうだ。なんと『007』の話はラミに伝わっていなかったのだ。そのためデビーの口から「私たち、ずっとあなたに会おうとしていたんです」と伝えたのだという。

デビーによると、ラミはすぐさまエージェントに電話し、確認を取ったそうだ。こうして、『007』最新作へのラミの参加が決定した。

この経緯についてデビーは、「今回のことで、時には大胆にならないといけないということを学びました。自分の欲しいものがあれば、自分からつかみにいかないといけませんね」と語った。起用までの長い道のりも、彼にとってある意味教訓になったようだ。

tvgrooveをフォロー!