社会活動家を名乗るアレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)下院議員が、米時間9月13日、ファッションの祭典「メットガラ」に登場。「Tax the Rich(金持ちに課税を)」というフレーズが大きく描かれたオートクチュールのドレスが、物議を醸している。
今回アレクサンドリア・オカシオ=コルテスが身に着けていたのは、ニューヨークを中心に活動するオーロラ・ジェームズのドレスで、真っ白なロングドレスに、赤い大きな文字で、「Tax the Rich(金持ちに課税を)」と描かれている。
AOC really did wear a Tax The Rich dress to the Met Gala and all those rich celebrities had to see it.
ICONIC. pic.twitter.com/WdTy3kBii4
— Heather Gardner (@heathergtv) September 14, 2021
AOCによるとオーロラ・ジェームズは「持続可能性に焦点をあてた移民の黒人デザイナー」だという。そのようなドレスを身に着けることで「メットガラに風穴を開けた」と主張したのだった。
しかし、メットガラに参加するためにはチケット代として30,000ドル(約328万円)必要となっている。多くの人々がAOCのメッセージと自身の行動が矛盾していると指摘したのだ。
そんなAOCは翌日の朝になって、「このイベントに参加するのは自分の責務だった」と主張。さらに「アンチが暴動を起こす前に伝えておきますが、ニューヨークから選出された議員は市民のために市の文化を監督・支援する必要があるため、メットガラには仕事として招待され、参加しているのです」とツイート。さらに批判をけんせいするように「私もその1人として参加しました」と続けた。
しかしこうして彼女があまりにも早い段階で釈明ツイートを発信したことにより、ネット上では「炎上することが事前にわかってたのではないか」とさらなる批判をまねく結果となってしまった。
ドナルド・トランプ元米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニアは「AOCはとんだ詐欺師じゃないか。国内中のエリートで金持ちな左翼主義者達が参加するイベントに、『金持ちには課税を』なんてドレスを着て参加するなんて。それにこれまで18か月もの間、マスク着用を訴えてきたのに、自分は着けないんだな」と批判的なツイートを投稿した。
他にも多くの著名人が、彼女の行動を非難する声を挙げている。