ベネディクト・カンバーバッチ主演最新作、迫真のスパイ・サスペンス『クーリエ:最高機密の運び屋』が9月23日(木・祝)より全国公開。
キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた知られざる実話を基に、核戦争回避のために命を懸けた男たちの葛藤と決断をスリリングに描いた、迫真のスパイ・サスペンスがついに日本上陸。主人公グレヴィル・ウィンを演じるのは英国映画界を代表する演技派ベネディクト・カンバーバッチ。本作では製作総指揮も務めた。ペンコフスキー役には『ブリッジ・オブ・スパイ』のメラーブ・ニニッゼ。相対する名優二人のケミストリーが、本作の大きな見どころ。監督は、舞台演出家として名高いドミニク・クック。抑制を利かせた演出で、スパイ映画ならではの味わいと平凡な男のスペクタクルを見事に描き切った。表向きは平凡なセールスマン、その裏の顔は、密命を帯びた【スパイ】―。この男に任された極秘任務とは? 20 世紀政治史の闇に葬られた米・ソ諜報戦の真相が、今、明かされる!
9月21日は国際連合で定められた「国際平和デー」。米ソ冷戦下に互いの国のしがらみを越えて世界平和を望んだ二人の男たちを描く本作より、このたび、スパイ映画の醍醐味が詰まった脱出準備シーンを含んだ本編映像が解禁となった。
なぜ筆談!?なぜタバコ!?なぜバレエ!?すべてがサスペンスフルなシーン
米ソ冷戦下に、CIA(アメリカ中央情報局)と MI6(英国秘密情報部)からスパイとしてリクルートされたイギリス人セールスマンのグレヴィル・ウィン(ベネディクト・
カンバーバッチ)。この度解禁された本編映像は、CIA のエミリー(レイチェル・ブロズナハン)がモスクワのアメリカ大使館でグレヴィル・ウィンと秘密裏に筆談で会話を交わすシーンからスタートする。二人っきりの一室でなぜ筆談なのか?それは大使館であっても盗聴されている可能性があるからだ。
グレヴィル・ウィンが紙に「彼に伝えた」と素早く記すと、エミリー・ドノヴァンは静かに一箱のタバコを渡す。しかしタバコというのはソ連当局の目を欺くフェイク。中にはソ連からの脱出計画書が隠されているのだ。それを渡す相手である“彼”こそ、ソ連高官の一人であるオレグ・ペンコフスキー(メラーブ・ニニッゼ)。世界平和のために愛する祖国を裏切り、命を懸けてアメリカにソ連の核爆弾情報を暴露した密告者でもある。ペンコフスキーの身に危険が迫ったことを察知したウィンたちは、一家を亡命させることにするのだが…。
脱出計画を進める緊迫シーンと並行して描かれるのは、ウィンとペンコフスキーが脱出前夜に観劇するバレエ。このシーンに関してドミニク・クック監督は「実際にウィンがペンコフスキーにボリショイ・バレエに連れていってもらったという記録が残っているんです。演目を“白鳥の湖”にしたのは、何か恐ろしい結末が待っているんじゃないかということを感じさせる演目なので、選びました。」とインタビューで語っている。美しくも切ないカンパニーたちによる演目が、スパイ活動を通して一人の人間として心を通わせるようになったウィンとペンコフスキーの心中を浮かび上がらせ、二人を待つ波瀾を予感させるような効果を生んでいる。舞台演出家としても名を馳せる監督だからこそ表現可能だった贅沢な名シークエンスといえるだろう。果たしてペンコフスキー一家の脱出計画は成功するのか!? そして政治体制を越えた二人の友情の行方は!? 劇場公開を待て!
スタッフ&キャスト
監督:ドミニク・クック
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、メラーブ・ニニッゼ、レイチェル・ブロズナハン、ジェシー・バックリー
2021年|イギリス・アメリカ合作|英語・ロシア語|カラー|スコープサイズ|5.1ch|112分|原題:THE COURIER|G
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ © 2020 IRONBARK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:https://www.courier-movie.jp 公式Twitter(@courierjp):https://twitter.com/courierjp