6代目ジェームズ・ボンド役を務め、最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でボンド引退を発表したダニエル・クレイグが、『007』への深い愛情を語っている。
人気スパイ映画『007』シリーズの最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』にて主人公ジェームズ・ボンド役を演じている俳優のダニエル・クレイグが、最後のシーンの撮影が終了した際に感極まって声を詰まらせていたことがわかった。
6代目ジェームズ・ボンドとして『カジノ・ロワイヤル』から『ノー・タイム・トゥ・ダイ』まで5本の作品に出演してきたダニエルは、今回の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で最後の出演となる。
そんなダニエルのジェームズ・ボンドとしての15年間を振り返るドキュメンタリー「ジェームズ・ボンドとして」がアップルTVにて限定配信されている。
このドキュメンタリーでは、ジェームズ・ボンドが小道を走り抜けるというラストシーンを撮影する様子もおさめられていた。撮影終了後、クランクアップとなったダニエルはクルーや共演者へ向けてスピーチをしていたのだが、これには聴いている者全員が心を動かされたようだ。
Daniel Craig’s farewell speech after wrapping No Time To Die, his last 𝒆𝒗𝒆𝒓 James Bond film. 🍸 @007 pic.twitter.com/xCqab3JK3z
— Filmthusiast (@itsfilmthusiast) September 17, 2021
スピーチの中でダニエルは、「ここにいる多くの人々が、僕と一緒に5本の作品にたずさわってきた。僕がこの映画たちについてどう思っているのか、周りはいろいろと言ってきた。しかし僕はどの作品も、1秒1秒全てが愛おしいと思っている。とくに今作については、朝起きて、また君達と一緒に仕事ができると思えることが幸せだった。僕の人生における最大の栄誉の1つだと思っているよ」と語り、ときおり声を詰まらせる様子を見せた。
また、今作のプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソンはダニエルが演じたジェームズ・ボンドについて、「ダニエルはこの作品を、キャラクターを、シリーズを、そして全体を、これまでにないレベルへ押し上げてくれた。感情的にもとても満足いくものとなった」と評価していた。
シリーズ25作目となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は10月1日に日本で公開される。