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ボクシング元世界王者マニー・パッキャオ、なんとフィリピン大統領選挙に立候補へ 「リングの外でも中でもファイターです」 現政権に不満を抱える人々はパッキャオに期待

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マニー・パッキャオ

リング上で数々の敵と向き合ってきたプロボクサーのマニー・パッキャオが、より激しい闘いへの挑戦を決めた。その闘いとは、フィリピン大統領選挙だ。

マニー・パッキャオは、来年行われるフィリピン大統領選挙に立候補することを表明。9月19日に行われたPDPラバンの党会合で大統領候補指名を受けた。

マニーは集まった人々に対し、「私はファイターです。リングの外でも中でも、変わらずファイターなのです」と語り、「心から、勇気を持ってかつ謙虚に。皆様からの応援をお願いします」と続けた。

42歳となるパッキャオにとって、今回の大統領選出馬はまさに絶好のチャンスと言えるだろう。フィリピン国民は現在のロドリゴ・ドゥテルテ大統領政権に多くの不満を抱えており、変化を望んでいるからだ。そして国民は、パッキャオこそが変化をもたらしてくれるのではないかと期待しているのだ。

2016年、パッキャオは1600万票を獲得して上院議員に当選。今回彼は現政権で問題となっている汚職を批判している。

パッキャオは自らも幼いころは裕福ではなかった経験から、貧困対策に取り組むことを宣言。さらに、汚職にも立ち向かうと主張している。

出馬表明の中でパッキャオは現在の腐敗しきった政治家たちに対し、「すぐにでも、全員一緒に刑務所に入ることになるでしょう」と警告している。

フィリピンの貧しい家庭に育ったパッキャオは、1996年にボクサーとしてプロデビュー。その後主戦場をアメリカへと移し、「パックマン」というニックネームで活躍した。

ライトフライ級でデビューし次々と階級を上げスーパーウェルター級までの11階級に挑戦。その中でアジア人初、ボクシング史上2人目となるメジャー世界タイトル6階級制覇王者となった。

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