長年俳優として第一線で活躍し続けるニコラス・ケイジは、まだまだ俳優業を引退するつもりはないようだ。
先日「Entertainment Weekly」のインタビューに答えた俳優のニコラス・ケイジは、現在健康面での不安が一切ないこと、また仕事をしている時が幸せであることを理由に、引退の意思が全くないことを宣言した。また、自身の人生の中で映画業界が与えた影響や、その重要性についても語っている。
インタビューの中で自身の引退について「そんなことは起こらない」と語ったニコラスは、「映画の中での俳優としての活動は、まるで自分の守護天使のような存在なんだ。僕には必要なことなんだよ。仕事をしていると、より健康になれる。自分の人生をポジティブに表現できる場所でもある。そんな場所を、映画作りを通して与えられたんだ。だから決して引退するつもりはないよ。今のところ出演したのは、117本だったっけ」と、映画とともに歩んできた半生を振り返った。
さらに、「私に対して『働きすぎだ』なんて忠告してくる人たちには、『私は働くのが好きなんだ。その方が健康でいられるし、何より働いている時が幸せだ。ジェームズ・ギャグニーやハンフリー・ボガートなんて、何百本という映画に出てる。ちょっと調べてみようか』って返すんだ。そしてその数の多さを伝えると、だいたい向こうは黙ってしまうんだよ。それもまたおもしろいんだ」と、仕事が生きがいであることを力説した。
すでに多くの映画に出演してきたニコラスだが、まだまだペースを落とすつもりはないという。2022年公開予定のトム・ゴーミカン監督による映画『The Unbearable Weight of Massive Talent』では、ニコラス自身を演じることになった。
『The Unbearable Weight of Massive Talent』は、フィクションでありながらニコラスが本人役として登場。主人公ニコラス・ケイジがキャリアと家庭生活の両立を図りながら、メキシコカルテルのリーダーとCIAとの攻防に巻き込まれてしまうというアクションコメディ作品となっている。
また同作では、これまでにニコラスが出演した『リービング・ラスベガス』や『フェイス・オフ』『60セカンズ』へのオマージュが込められているともされている。