ロードトリップをYouTubeに記録しながら、国をまたぎ旅をしていた22歳のニューヨークの女性、ギャビー・ペティートさんが行方不明になった事件。彼女のものと思われる遺体が発見されたとの報道が世間を騒がせている中、一緒に旅をしていた婚約者のブライアン・ランドリーが失踪し、今彼がどこにいるのかわかっていない状況だ。そんな中、私立探偵がInsiderに自身の見解を明かした。
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行方不明になったギャビーさんと婚約者のブライアンさんは現地時間7月2日に、ニューヨーク州からロードトリップに出発。2人は2012年型フォード・トランジットのバンで生活しながら、インスタグラムやYouTubeでハッシュタグ「#vanlife」をつけて旅の様子を発信していた。
ギャビーさんが最後に目撃されたのは、8月24日にブライアンさんと一緒にホテルをチェックアウトしているところだ。そこから行方不明になったと見られている。一方、ブライアンさんは、ひとりでギャビーさんと住む自宅にバンに乗って戻っていた。
その後、ノースポート警察は「我々はブライアンと話そうとしましたが、彼の家族から、彼と話すこと拒否され、弁護士の情報を渡された」と話しており、さらには弁護士が「ランドリー家を代表して、我々はペティートさんの捜索が成功し、彼女が家族と再会することを願っています」とコメントを発表していた。その後、ブライアンは行方をくらませたのだ。
そんな中、探偵や私立探偵として50年以上の経験を持つハービー・モース氏が、自身の見解をInsiderに語った。彼によるとブライアンの国外逃亡は簡単だったという。新型コロナウイルスの感染拡大により、人前で顔をおおうものを身につけることが一般的になっているため、警察が失踪したブライアンを特定するのはこれまで以上に困難だと語っている。
モース氏が考えるシナリオとしては2つ。「どこかに潜伏している」もしくは「自殺を試みる」。メディアがギャビーさん失踪を大々的に報じていることは、彼の自殺の可能性を高くしているという。
ギャビーさん失踪をきっかけにインターネットでは、彼女に何が起こったのかという自身の見解を投稿する推理好きのユーザーも多く、それがさらにネット上の人々の関心を呼んだ。これにより、役に立たない情報も警察に殺到しているという。
現在、多くの人がブライアンを探しているが、モース氏は、もしブライアンを見つけた場合でも、彼と対話せず、彼のビデオや写真を目立たないように撮るべきだと述べた。