10月1日(金)より全国公開される映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で主人公ジェームズ・ボンド役を引退する俳優のダニエル・クレイグが、次期ジェームズ・ボンドの構想について、個人的な見解を述べた。
イギリス秘密情報部の敏腕スパイ=ジェームズ・ボンドを主人公とした『007』シリーズは、1962年に名俳優ショーン・コネリー主演で第一作目『007は殺しの番号』が公開され、以降『ノー・タイム・トゥ・ダイ』まで、全25作品が制作された。その間、ジェームズ・ボンド役はショーンからジョージ・レーゼンビーへ、そしてロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナン、ダニエルへと引き継がれている。
ダニエルは、6代目ジェームズ・ボンドとして『カジノ・ロワイヤル』(2006)から今作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』まで、計5本の作品に出演。起用された当初、シリーズ唯一の「金髪」「青い目」であることから、「従来のボンド像」と異なるとして一部ファンから批判を受けたこともあったが、ダニエルが主演を務めた『007』はいずれも大ヒットを記録。“新たなボンド像”を人々に植え付けた。
そんなダニエルの後任である“7代目ジェームズ・ボンド”への関心は非常に高く、これまでにイドリス・エルバやレジ=ジーン・ペイジといった有色人種の俳優や、エミリー・ブラントやガル・ガドットといった女優の名があがっている。
近頃、Radio Timesのインタビューに応じたダニエルは、女性や有色人種の俳優が『007』シリーズを引き継ぐ可能性について尋ねられると、「女性や有色人種の俳優のために良い役を用意するべきだと思うよ。ジェームズ・ボンドと同じぐらい良い役があるのに、どうして女性がジェームズ・ボンドを演じなきゃいけないんだ?」と返答。多様性を取り入れるために、既存のキャラクターを再構築する必要はないと考えていることを明かした。
はたして、7代目ジェームズ・ボンドを務めるのは誰なのか。発表を心して待ちたい。
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作品情報
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
2021年10月1日(金)全国ロードショー
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ/製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、スコット・バーンズ、キャリー・ジョージ・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ
出演:ダニエル・クレイグ、ラミ・マレック、レア・セドゥ、ラッシャーナ・リンチ、アナ・デ・アルマス、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト、ナオミ・ハリス、レイフ・ファインズ
公式facebook: www.facebook.com/JamesBond007
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公式:@007movie_JP
配給:東宝東和
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