サンフランシスコ市長のロンドン・ブリードが、自ら決定したはずのマスク着用ルールを破りナイトクラブに出入りしていたことがわかった。
9月15日、「San Francisco Chronicle」紙の編集者マリエカール・メンドーサがジャズクラブ「the Black Cat」でマスクをしていない市長の様子を撮影している。
マリエカール・メンドーサは自身のツイッターにて、「昨夜、the Black Catに行ったの。パンデミック以降はじめての屋内コンサートよ。そこで、これが起こった」とクラブ内での出来事を紹介した。なお、当日このクラブではR&Bグループ「トニー!トニー!トニー!」のゲリラ的再結成ライブが行われており、市長もこれを楽しんでいたという。
Here's the video of SF Mayor @LondonBreed partying and dancing inside a nightclub without the masks required by her own government's mandates.
Judge for yourself if you think her rationale for why it's fine for her (but not you) to do this matches what she did: pic.twitter.com/whp47Pow7h
— Glenn Greenwald (@ggreenwald) September 20, 2021
またロンドン・ブリード市長は「Black Lives Matter(黒人の命も大切)」運動の創始者アリシア・ガルザとマスクなしの状態で写真におさまる様子も目撃されていた。
市長のこの行動は、ワクチン接種者であっても屋内ではマスク着用を義務づけるという市民に呼びかけていたルールに反するものとなる。屋内でマスクを外してもよいとされているのは、食事をしている時のみだ。
しかしメンドーサの記事によると、ブリード市長は「マスクなしで写真撮影したり、歌ったり踊ったりしていた」という。
ブリード市長はメンドーサの直撃に対し、「新型コロナウイルスの検査を受けており、クラブ内にいる人々は全員ワクチン接種証明を提示している」と釈明。しかし市の取り決めでは、ワクチン接種の有無に関わらずマスク着用を義務付けていた。
市長はメンドーサに、「私はお手本となりたいというだけでなく、自身が新型コロナウイルスにかかりたくないという理由から非常に慎重になっています」と語ったが、その間もマスクをつけることはなかった。
この報道を受けネットは大炎上。「子供たちがマスクをつけなければならないのに、こんなに恥ずかしいことはない」という声や、「みんながこんなふうにパーティーできるのであれば、なぜ我々はジムでマスクをしなければいけないんだ?」という声が上がっている。