米時間9月19日に開催された「第73回エミー賞授賞式」のリミテッドシリーズ・映画部門で、見事作品賞を受賞した「クイーンズ・ギャンビット」。やはりシーズン2はないものの、ドラマのクリエイターがあるうれしいコメントをしてくれたことが話題となっている。
「クイーンズ・ギャンビット」は、冷戦期を舞台に、依存症と闘いながら世界的なチェスプレイヤーに上り詰める、チェスの天才少女を描いた作品。去年ネットフリックスで配信されると世界的大ヒットを記録。またネットフリックスのリミテッド・シリーズ史上最も視聴された作品となった。
これだけの大ヒットをし、エミー賞も獲得したことからシーズン2を期待したいところだが、同作はリミテッド・シリーズ＝1シーズンで完結するドラマであるため、残念ながらシーズン2は製作されることはないようだ。
そんな中、エミー賞授賞式のプレスルームでの取材で、同ドラマのクリエイターのスコット・フランクがあるうれしいコメントをしてくれたことが話題となっている。
シーズン2の可能性についてスコット・フランクは「ごめんなさい。がっかりさせてしまうのはキライなのですが、シーズン2は起こりません」とし、1シーズンで伝えたいことは全て伝え、これ以上作ると、逆に台無しにしてしまうのではないかを懸念していると明かした。
ドラマについてスコットは「私たちがやったことにはとても満足しているので、記憶を汚したくないのです」とコメントしている。
ファンにとって残念だが、スコットは「僕たちは一緒に仕事をし続けて、同じ情熱とすばらしいアーティストのチームで語る、別のストーリーを見つけようとしているんです」と、「クイーンズ・ギャンビット」の続編はないものの、同じメンバーでまた何か別のストーリーを製作しようとしていることを明かしてくれた。
スコットのコメントに、主演を務めたアニャ・テイラー＝ジョイも「まさにそうよ」と同意した。豪華メンバーたちの再タッグに今後も注目が集まりそうだ。
