かつて音楽業界で、人気R&Bシンガー/プロデューサーとして活躍していたR・ケリー（54）。彼は性的人身売買含む9つの罪で有罪判決が言い渡された。
2019年7月、R・ケリーは、未成年への性的暴行や児童ポルノ所持、マン法（不道徳的な目的で女性を国外に連れ出したり、州間を移動させたりすることを禁じること）の違反など9件の容疑で逮捕された。
被害者のうち3人は未成年で、男性の被害者もいた。また彼は賄賂、誘拐、強制労働、児童ポルノの作成、そして一部告発者を故意に性感染症を感染させたとして非難されていた。
今年8月にR・ケリーの性的暴行罪の裁判がスタート。告発の不定行為を否定していたR・ケリーであったが、9月24日（金）に陪審員による審議の結果、9つの罪で有罪判決が下された。
NYTによると、ニューヨーク連邦裁判所で評決が出る時、R・ケリーは「ゆすりと性的人身売買の罪の9つ全てで有罪とされ、法廷で動かずに座っていた。彼の表情はマスクで隠されていた」とその時の状況を伝えている。また裁判では、被害を受けた女性たちを含む約50人が証言したと言われている。
有罪判決が下されたR・ケリー。来年5月4日には量刑が言い渡されるが、禁錮は最低でも10年で、終身刑の可能性もあると言われている。
