ネットフリックス(Netflix)で好評配信中の韓国ドラマ「イカゲーム」が原因で、韓国の一般女性が「いたずら電話」の被害にあっていることがわかった。
「イカゲーム」は、イ・ジョンジェ、パク・ヘス共演のサバイバルスリラー。借金に苦しむ456人の参加者が、賞金456億ウォン(約43億円)をかけ、危険なサバイバルゲームを行うというストーリーだ。
【動画】「イカゲーム」予告編
9月17日にネットフリックスで配信がスタートした同作は、文化や言葉の壁を越え、配信からわずか10日間で90か国で1位を獲得。日本でも今日の総合TOP10(9月29日午後13時現在)で堂々1位を獲得している。
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「イカゲーム」では、ゲームに参加したい場合、カードの裏に書かれた番号に電話をしなければならないのだが、コリア・ヘラルド紙によると、なんと劇中で登場する番号は、韓国のある一般女性が実際に使っている電話番号と同じであることが明らかとなった。
その結果、「イカゲーム」が配信されて以降、女性のもとには、視聴者からおもしろ半分で電話やメールがひっきりなしに届くように。電話に至っては毎日4,000回前後もかかってくるという。
この女性はSBSニュースに対し、番組プロデューサーから“すでに電話番号が(劇中で)出てしまっており、故意にやったわけではない”ため、どうすることもできないと言われたと証言。辛い胸の内を語っている。
一方、NMEによれば、制作スタッフはこの女性に対し、新たな携帯代として100万ウォン(約9万4,000円)を支払うことを提案したというが、この女性はその番号を自身がかかわるビジネスにて約20年に渡り使用しているため、電話番号を変えたくないと考えているという。
9月27日、番組担当者は韓国メディアのOsenに対し、女性と常に連絡を取り合っていることを明かしているが、はたして無事解決するのだろうか・・?