大人気スペースオペラ『スター・ウォーズ』シリーズでルーク・スカイウォーカーを演じた俳優マーク・ハミルが、決して評判がいいとは言えなかった新三部作(エピソード1〜3)に対する想いを明かしている。
『ファントム・メナス』(1999)、『クローンの攻撃』(2002)、『シスの復讐』(2005)からなる新三部作は、ファンの間ではシリーズの中で最も印象が薄いとされている。
しかしマーク・ハミルの見方は異なるようだ。
『帝国の逆襲』と『ジェダイの帰還』にてプロデューサーをつとめたハワード・カザンジャンの伝記「Howard Kazanjian: A Producer’s Life」にて、著者J.W.リンツラーからのインタビューに答えたマークは、「新三部作は、独自のアイデンティティを持っている。僕はそれに感銘を受けたんだ」と語っている。
マークによると、新三部作が不評なのは作品が悪いわけではなく、他の愛されている作品たちよりも、難解だからだという。
「ハワード・カザンジャンが1976年に言っていたように、おそらく商業的ではないんだよ。新三部作は説明が多くて頭を使うからね。それにストーリー自体も暗い」と語ったマークは、「SNSの時代になって、人々の声が大きくなってきた。『スター・ウォーズ』シリーズだけでなく全ての映画に対して、人々の声がひどく残酷であることにショックを受けているよ」と付け加えた。
一方、シリーズ原作者の元妻で旧三部作の編集を手がけたマルシア・ルーカスは新三部作を酷評している。
[PR]彼女は『ファントム・メナス』を初めて鑑賞した際、あまりにひどい出来だと涙したそうだ。
キャストと脚本の両方に言及したマルシア・ルーカスは、「まずストーリーがおかしいと感じたわ。出てくるのは6歳くらいに見えるまだ幼い少年。それが20歳くらいに見えるプリンセスと恋に落ちるんだもの。キャスティングについても、ストーリーについても気に入らない部分がいくつかあって。とにかく見かけ倒しね」と辛口なコメントを残していた。