『ヴェノム』シリーズで知られる人気俳優のトム・ハーディが、『ダークナイト ライジング』で悪役ベインを演じていたときの“声”について言及し、話題となっている。
トムはベインを演じたときに、トム本人だとはまったくわからないほどの声色とアクセントで演技に挑戦。これはネット上で物議をかもした。Screen Rantによると、当時プレビューシーンで実際に観客が理解でいないものもあり、彼のセリフが再度吹き替えされたところもあったという。
ベインの声(1分30秒頃から)↓
トムは先日、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の監督であるアンディ・サーキスとともにWiredのビデオに登場。ウェブで最も検索された質問に答えた。ここで、どうやってベインの声をしたのかという質問に対し、「クリス(ノーラン監督)が選んだ、とてもクールな選択だったよ」となんとトム本人ではなく、監督が最終的に声を選んだと告白した。「ベインは基本的にラテン系で、僕はそうじゃない。そこで、ラテン系のコンセプトを調べたら、バートリー・ゴーマンという人物を見つけたんだ。彼はロマニージプシーで、格闘家でありボクサーなんだ」と答え、彼の話し方にピンときたという。
トムは続けて、「クリスには、ダース・ベイダーのような声で悪役を演じるのもいいし、こういった(バートリーのような)方法もあると伝えた。ベインのルーツを考えなくちゃいけない場合に備えたものだったんだ。笑われてしまうかもしれないし、後悔することになるかもしれないけど、これは君のチョイスだよって伝えた。すると彼は、いや・・・これで行こうって言ったんだ」「今ではみんなに愛されてるよね(笑)」と答えた。
トムは他にも、お気に入りのマーシャルアーツや、どうやって俳優になったかなどをこの動画の中で話している。