ロードトリップをYouTubeに記録しながら、国をまたぎ旅をしていた22歳のニューヨークの女性、ギャビー・ペティートさんが行方不明になり、遺体となって発見された事件。彼女と一緒に旅をしていた婚約者のブライアン・ランドリーは、いまだ行方をくらませている。そんな中、警察が新たな映像を公開した。
新たな映像では、ギャビーとブライアンが警察に呼び止められた時の様子が記録されている。彼女が行方不明だと発表される約1ヶ月前の現地時間8月12日に撮影されたものだ。
8月12日、ある目撃者から「男が女性を殴っているのを見た」という通報があったため、警察は2人のバンを停車させた。先日も警察のボディカメラ映像が公開されていたが、今回新たにInsiderが入手した映像では、ギャビーが2人のトラブルを説明したくなさそうな様子を見せている。また彼女は、最初に自分が彼を殴ったと証言している。ギャビーは涙ぐんでおり、警察に「ストレスの多い朝だった」と話していた。またギャビーの顔と左肩に傷があり、それについて聞かれた彼女は、バックパックに当たってケガをしたと答えている。
その後警察が詳しく聞き詰めたところ、彼女は最初にブライアンを殴ったと話した上で「彼は私に黙れと言い続けたの」と証言している。その後、ブライアンの様子について「彼はこうやって私の顔を掴んだ」と身振り手振りで説明している。
「彼は私をパンチしたりはしていない、彼は爪で掴んだから、こうなったんだと思う。ここが確かに切れてると思う、触ると熱いの」とギャビーは話した。
警察はまた、殴る前の口論についても尋ねた。ギャビーは全部仕事をまとめようとして、さらにはブライアンにあやまっていたと言う。しかし、片付けをしていたときに彼に意地悪な態度を取られたと述べた。
一方、ブライアンは警察に対して、彼女を押しのけてしまったと語っている。「何かを言って自分を守る余裕なんてなかった。彼女は本当に興奮していて、そうなると振りかぶる。彼女は手に携帯電話を持っていたから、僕は彼女を押しのけようとしただけなんだ」とコメントしている。当時対応した警察によると、ブライアンの顔にも傷があったという。
この8月12日の件については、現在詳しく調査が進んでいるようだ。
