米大手航空会社ユナイテッド航空が、数百人もの従業員を手放す決断をした。
People紙が9月30日(木)に報じたところによると、ユナイテッド航空は、新型コロナウイルスワクチンの接種を拒否した約600人の従業員を解雇する予定だという。
同社は従業員のワクチン接種期限を9月27日までとしており、これに従わない場合は解雇することをあらかじめ周知していた。
9月28日にNew York Timesが報じたところでは、67,000人在籍している従業員のうち、すでに99%が接種済みだったそうだ。
ユナイテッド航空のCEOスコット・カービー氏と社長のブレット・ハートは従業員に向けた通知の中で「これはとても難しい決断でした。しかし、常に第一優先事項とされるべきは私たちチーム全体の安全なのです」と呼びかけている。
同社の広報担当者はPeople紙に対し、解雇の手続きはすでに始まっているとした上で、正式に解雇を言い渡される前にワクチンを接種すれば、引き続き仕事を続けられると明らかにしている。
なお、宗教上または健康上の理由でワクチンを接種できない場合は免除を申請することも可能だ。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、約2000人の従業員がこの制度を利用しているそうだ。
そんなワクチン接種免除者は、感染拡大防止のため今週末から無給の休暇に入るよう言い渡されていた。しかしこのうち6人がこの通告を不服として同社を提訴したため、この決定は現在10月15日まで延期されている。
ユナイテッド航空はこれから先の数年間で、25,000人の従業員を新しく採用する予定だとしているが、全員がワクチン接種を義務付けられるという。
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