スーパーモデルのエミリー・ラタコウスキーが、世界的なヒット曲を持つ男性歌手からのセクハラ被害を訴えた。サンデー・タイムズ・ロンドン版が報じている。
エミリー・ラタコウスキーが最新の著書にて被害を明かしたのは、2013年にシングル「ブラード・ラインズ〜今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ♪」が日本でも大ヒットを記録した、歌手のロビン・シックからのセクハラだっだ。
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このシングルのミュージックビデオで共演しているロビン・シックとエミリー。ビデオの一部では、エミリーが上半身裸で胸の部分のみを腕でおおい隠しているという演出があった。
エミリーによるとこのミュージックビデオの撮影現場にて、カメラが回っていないところでロビン・シックから胸を触られたという。
エミリーは最新著書「My Body」の中で、「突然、背後から見知らぬ人の手が伸びてきて、裸の状態の胸を包み込むように触られたの」とつづり、「下着をつけていない状態の胸よ。冷たく異質な感覚がした。とっさにその場から逃げて振り返ってみると、そこにはロビン・シックがいたのよ」と、当時の状況を告白した。
何が起こったのか、瞬時に把握できなかったエミリーは、恥ずかしさのあまり何のアクションも起こせなかったという。
なおエミリーによるとロビンは当時酒に酔っていたようで、まともに立っていることもできず、気味の悪い笑みを浮かべていたそうだ。
当初は上半身裸の撮影であっても、プロ意識を持ってのぞんでいたエミリーだったが、この瞬間「自分は裸なんだ」と実感し、屈辱的な気持ちを味わったという。
また監督をつとめていたダイアン・マーティンも、この騒動を目撃していたことが確認されている。
サンデー・タイムズ紙の取材に応じたダイアンは「彼がエミリーの胸を触った瞬間のこと、私も覚えているわ」と語り、「両手で、両方の胸を触ったの。私もおどろいてとにかく叫んだわ『何てことをしているの！？これで終わり！撮影はもうおしまい』って」と当時を振り返った。
その後きまり悪そうに謝罪したロビンは、自分がやってしまったことを後悔している様子だったそうだ。
なお「ブラード・ラインズ〜今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ♪」については、発表直後その歌詞とミュージックビデオの内容が、「合意のないセックス」をほのめかしているとして批判を受けていた。
