今年2月、女優のジーナ・カラーノが、SNS上の不適切発言によって、出演していたドラマ「マンダロリアン」を解雇された。後釜候補であった女優のルーシー・ローレスが、この件について心境を告白している。
『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写化ドラマとして人気を博している「マンダロリアン」。中でもジーナ・カラーノが演じていた女戦士キャラ・デューンは、これまでの2シーズンを通して重要なキャラクターであった。
[PR]しかし以前からジーナが自身のツイッターで、アメリカの政治情勢をユダヤ人に例えたり、マスク着用を疑問視するなどの内容を発信していたことから、ファンたちから彼女の起用を疑問視する声が挙がり、最終的にディズニーが彼女を解雇する決断をした。
ジーナの解雇により、来年配信が予定されているシーズン3では彼女の後任が誰になるのか、ファンからの大きな注目が集まっていたのだ。
そこで名前が挙がったのが、女優のルーシー・ローレスだった。彼女は1995年から2001年まで放送されていたドラマ「ジーナ(原題:Xena: Warrior Princess)」で女戦士を演じていたことで知られている。
そんなルーシー・ローレスが、最新インタビューの中でファンからの期待の声について率直な思いを語っている。
ルーシーは、「正直にいうと、『マンダロリアン』ではない別の『スター・ウォーズ』関連作の中で声がかかっている役があったの」と、同シリーズの別の役のオファーがあったことを告白。
声を挙げてくれた大勢のファンに感謝する一方で「『キャラ・デューンの後任に』というファンの声は私にとってある意味複雑なものでもあったのよ。これでもし私が採用されてしまったら、ルーカスフィルムが一部のファンの声に『すり寄った』と思われるかもしれないでしょう。逆にそのように思われることを恐れて、私を採用しようとしないかもしれない。私は本当に何も知らないし、憶測で話しているだけだけどね」と率直な胸の内を明かした。
しかし、そんなファンからの期待もむなしく、マンダロリアンの制作チームは、シーズン3において今後キャラ・デューンというキャラクターが登場することはないということを発表した。