ドナルド・トランプ元米大統領は、凍結されてしまったツイッターアカウントの再開をもとめているようだ。Bloombergが報じている。
10月1日(金)、ドナルド・トランプ元米大統領は、フロリダ州連邦裁判所に申立書を提出。ツイッター社の対応について「この国の政治的言動に対し、計り知れないほどの支配力を行使している。前例がなく、民主的な議論を行う上で非常に危険なものだ」と主張した。
トランプ元大統領といえば、かつては8800万人ものフォロワーを抱え、絶大な影響力を誇っていたが、今年1月6日、米大統領選でジョー・バイデン氏が勝利したことに不満を持つトランプ支持者が暴徒化。米国議会に乱入する事件が発生すると、ツイッター社はトランプ元大統領が暴動をあおるようなメッセージを発信したとして、2日後の1月8日に彼のアカウントを凍結する処置を行った。
なおトランプ元大統領は事件当日、「議会へ行って、私を支持する議員を応援してやってくれ」といった内容のツイートを発信していた。
またツイッター社は凍結前、トランプ元大統領が発信していたツイートに対して「誤解をまねく可能性があります」と警告ともとれるメッセージを表示していた。これについてもトランプ元大統領は「ツイートの内容が不適切に検閲された」と訴えている。
トランプ元大統領にかぎらず、「保守派」と呼ばれる人々はこれまでにもたびたび、「自分たちが発信する意見は検閲されている」と訴えてきた。彼らはSNS側から一方的に利用規約違反を指摘されたり、アカウント凍結などの罰を課されることに不満を抱えているようだ。
なおトランプ元大統領は議会乱入事件にともない、ツイッターだけでなく、インスタグラムやフェイスブックのアカウントも凍結されている。
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