新生児集中治療室で働いていた看護師が、とんでもない行為を行ったとして解雇された。
米フロリダ州マイアミのローカルTV局WSVNが報じたところによると、解雇の理由は、看護師が自身のインスタグラムに、先天性の障害がある新生児をからかうような写真を投稿したことだという。
9月30日（木）に解雇されたのは、フロリダ州マイアミにあるジャクソン・メモリアル病院の看護師シエラ・サミュエルズ。彼女は自身のインスタグラムアカウントに、腹壁に障害を持つ新生児の写真を複数枚投稿したとして、先月初めから病院側が調査していた。
シエラ・サミュエルズは、インスタグラムにて新生児集中治療室内にいる新生児たちを公開。投稿された写真の中にはおへその横から腸が体外に出ている新生児の様子をうつしたものがあり、ハッシュタグには病名である「胃捻転症」と記されていた。
さらにこの生々しい投稿には「腸は外じゃなくて中に入っていないとね！」と新生児の症状をからかうようなキャプションが添えられていたのだ。
これまでにも職場での様子をインスタグラムに投稿していたサミュエルズは、この問題を受けて謹慎処分となっていた。
今回の投稿にて新生児の個人情報や、病名がさらされてしまったことに対し病院側は、患者のプライバシーこそが最優先事項であることから、今後も調査を続けていくとしている。
また従業員には研修を行い、違反した場合には停職や解雇を含む懲戒処分の対象となることも明かしている。そして写真が公開されてしまった新生児の母親には、すでに病院側から説明がなされたことも明らかにしていた。
サミュエルズのインスタグラムフォロワー数は600人以上。アカウントには現在、鍵がかかっているが、プロフィール欄には「母親」「ドライシリアル愛用者」といった自己紹介がつづられている。
