大ヒット曲「トゥルース・ハーツ」などで知られる人気歌手のリゾが、ラッパーのクリス・ブラウンを「世界でもっとも好きな人」と呼び、写真撮影を求める姿が公開され、ソーシャルメディアでは彼女を批判する声が相次いだ。
リゾは先週末、ロサンゼルスで開催されたミレニアム・ツアーのバックステージで、クリス・ブラウンと初対面を果たした。「一緒に写真を撮ってもいいですか?」とクリスに尋ねたリゾは、「あなたは全世界でもっとも好きな人よ」と付け加えた。クリスは、リゾや彼女のチームの写真撮影に応えた。
ビックスター同士の“あたたかい交流”にも見えるこの動画だが、ネット上では、彼女を批判する声が相次いだ。クリスといえば、2009年に当時のガールフレンドであるリアーナに身体的暴行を加えたとして逮捕され、5年間の執行猶予と1,400時間の社会奉仕活動を言い渡されていた。また2017年に、女性に対し性的暴行を加えたとして裁判に発展していた。また今年の5月に、誕生日パーティーに警察が出動。さらに6月には自宅で女性を殴ったとして、警察の捜査を受けるなど、何かとトラブルを起こしていた。
これまで女性への暴力で繰り返し告発されてきたクリスに対するリゾの行動に、“失望”してしまったファンが多いようだ。彼女がクリスをあたたかく迎え入れるような対応におどろいた、という声も多く上がっている。
i love lizzo but her supporting chris brown is such a big no no 🙁
— 𝐞𝐢𝐥𝐢𝐝𝐡 (@eilidhcath) October 4, 2021
一方で、クリスとコラボレーションするセレブやアーティストも多いなか、写真撮影をお願いしただけリゾを“特別あつかい”して批判するのはおかしいと彼女を擁護する声も上がっている。
People being outraged at Lizzo’s love for Chris Brown while so many other artists be out here supporting/collaborating with him with no backlash, makes zero sense. Don’t make me go down the list of people…Just say you don’t like her.
— Crystal Alejandro (@Crystalejandro) October 3, 2021
リゾはこの件に関してコメントを出していないが、ネット上では賛否両論が繰り広げられている。