映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでフロド役を演じたイライジャ・ウッド(40)が衝撃告白。劇中に登場する“オーク”は、ある超有名人がモデルであったことを明かした。
近頃、俳優ダックス・シェパードのポッドキャストに登場したイライジャは、世界中で大ヒットを記録した『ロード・オブ・ザ・リング』について言及。その際、劇中に登場したオークの一人が、悪名高い大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインに似せて作られていたと語った。
「オークマスクの一つを鮮明に覚えているんだけど――ハーヴェイ・ワインスタインに似せて作られていたんだ。ふざけんなっていう思いが込められていたんだろうね」
☆『ロード・オブ・ザ・リング』に出演していた!? ハーヴェイ・ワインスタイン(右)
Elijah Wood Says ‘Rings’ Orc Monster Modeled After Harvey Weinstein pic.twitter.com/T7FWhetORc
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ハーヴェイ・ワインスタインは、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『キル・ビル』『英国王のスピーチ』など数々の名作を世に送り出してきた大物プロデューサー。かつては、業界内で大きな影響力を誇っていたが、2017年、80名以上の女優たちがワインスタインによるセクハラ被害を告発。その後、強姦罪などで有罪判決を言い渡され、現在は禁固23年の刑に服している。
『ロード・オブ・ザ・リング』の最終章『王の帰還』が世界で公開されてから今年の12月で実に18年が経つが、なぜイライジャはいまになってこの事実を明かそうと思ったのだろうか。その理由について「彼はいま投獄されているし」と述べている。
ピーター・ジャクソンが監督・脚本・製作を務めた『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズは、もともとワインスタインが設立したミラマックス社が製作する予定であったが、映画の方向性をめぐり、ワインスタインとジャクソン監督が衝突。その後、映画の製作はジャクソン監督の構想に賛同したニュー・ライン・シネマが引き継ぐこととなった。
ワインスタインへの怒りを、心血注いだ『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの中で表していたジャクソン監督。どうやら、相当ワインスタインに鬱憤(うっぷん)がたまっていたようだ。