人気法廷ドラマ「ロー&オーダー」のリブート版について、オリジナル版から大きな変更がないことを、クリエイターのディック・ウルフが明らかにした。
ディック・ウルフはこのたびVariety誌のインタビューに登場。1990年から2010年までの20年間続いた人気ドラマ「ロー&オーダー」の復活について語った。
2010年にシーズン20で幕を閉じた「ロー&オーダー」。このリブート版についてディックは、「シーズン21はあるよ。みんなが知っている、20年間やっていた『ロー&オーダー』と同じものだ。手を加えることは何もない。これまで通り、すばらしい物語を伝えつづけるだけだよ。キャストも変わらず、3人の警官と3人の検事だ」と、リブート版で大きな変更がないことを明かした。
新しいものを求めがちな現代において、あえて「変えないこと」を選択し成功させているディック。
彼はその秘訣について、「僕たちが番組制作をする上で心がけているのはいつも同じことなんだ。いい脚本、上質な演技、それからクオリティの高い演出、そして、視聴者の求めるものを提供すること。これらが制作初日から、僕たちのモットーになるんだよ」と語った。
また「ロー&オーダー」といえば、本編のみならず「ロー&オーダー:性犯罪特捜班」、「ロー&オーダー:クリミナル・インテント」、「ロー&オーダー:陪審評決」といった数々のスピンオフ作品を生んできたことでも知られている。2017年には実際の事件を題材にした「ロー&オーダー:トゥルー・クライム」も放送され大きな話題となった。
ディックはそんな「ロー&オーダー」シリーズの今後の展開について、「これからも、ドラマやドキュメンタリー問わず実際の事件をベースにした番組の制作は視野に入れていくつもりだ。『コールド・ジャスティス』(ディックが手がけた犯罪ドキュメンタリー番組)も、うまくいっているしね。現時点で進行しているものはないけど、このジャンルにはまた挑戦したいと思っているよ」と、抱負を明かした。