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「イカゲーム」の監督、制作が大変すぎてストレスで歯が6本抜けていた! 現代の競争社会を反映させたその内容や、シーズン2の可能性についても明かす

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「イカゲーム」

イカゲーム」監督のファン・ドンヒョクが、ストーリーに込めた想い、制作での苦労を明かしている。

現在動画配信サービス ネットフリックスで公開され、アメリカを含む90の国々で1位を獲得している人気韓国ドラマ「イカゲーム」。

借金を抱えた大人たちが、大金をかけて子供向けのゲームに挑むという物語だ。勝者は人生を逆転できるだけの賞金が得られる一方、敗者は命を奪われてしまう。

物語に登場するゲームは、「だるまさんが転んだ」や「綱引き」など子供の頃からなじみ深いものばかりだ。

なおタイトルにもなっている「イカゲーム」は物語の一番最後で登場する。地面に丸、三角、四角を組み合わせてイカのような絵を描き、攻撃側は丸の部分から反対側の丸まで進んでいく。それを守備側が阻止するというチーム対抗ゲームだ。

この度、CNNの取材に答えたファン・ドンヒョク監督は、「誰もが一度は、この子供向けのシンプルなゲームで遊んだことがあるでしょう」と語っていた。

ドンヒョク監督はイカゲームについても、「とても体力を使うゲームです。毎回、誰かがケガをしたり、服が破れたり、泣いたりしていました」と語り、「だから、いつも最後にやるゲームだったんです」と振り返った。

そして「イカゲーム」のストーリーを思いついたきっかけについては、「成長するにつれて、ふと思ったんです。『もし今、あのころやっていたゲームをやってみたらどんな感じだろう?』って。そこから、物語全体のアイデアが浮かんできました」と明かす。

一見残酷だと思われる「イカゲーム」のストーリーだが、ドンヒョク監督はこの作品が現代の「競争社会」を反映させたものだと語る。「これは負け犬たちの物語なのです」と語ったドンヒョク監督は、「勝者がのし上がっていく中で、彼らは毎日のように困難に挑みながらも、取り残されている」と続けた。

またドンヒョク監督はこの作品を制作するにあたり、ストレスで歯が6本抜けてしまったことも明かしている。

「脚本、プロデュース、監督、すべてを1人でやるのはなかなか大変な作業でした。シーズン2も同じことをやると思うと、個人的にはかなり心配ですね」と語ったドンヒョク監督は、「(シーズン2について)今言えることは何もありません。しかし多くの人々が待ち望んでくださっているということは十分に理解していますよ」と語っていた。

「ストレンジャー・シングス」(左)、『バード・ボックス』
「イカゲーム」チョン・ホヨン
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