英人気ガールズグループ「リトル・ミックス」の元メンバーであるジェシー・ネルソンが、つい先日公開した楽曲ならびにミュージック・ビデオが批判を受けていることについて、意見を述べた。
リトル・ミックスを昨年末に脱退したジェシーは10月8日、ニッキー・ミナージュを客演に迎えたソロデビュー・シングル「Boyz」を発表。ミュージック・ビデオの再生数は12日(日本時間)時点で600万回を超えるなど好調だが、その一方である批判を受けることとなった。
【動画】ジェシー・ネルソン「Boyz feat.ニッキー・ミナージュ」MV
「Boyz」MVにて、白人であるジェシーはまるで日焼けをしたかのような肌色となっていることから、黒人のSNSユーザーたちは、ジェシーが“ブラックフィッシング(黒人のフリをすること)”をしていると指摘。また、“タトゥーと金歯が大好き”、“フードはいいわね、最高のタブーよ”など、黒人男性を連想させる歌詞も問題視されている。
ジェシーに批判の声が寄せられる中、英Daily Mailによれば、リトル・ミックスのメンバーであるジェイド・サールウォール、ペリー・エドワーズ、レイ・アン・ピノックの3人は、「Boyz」がリリースされた翌日、ジェシーのインスタグラムをアンフォローしたという。
渦中のジェシーは、ニッキーと行ったインスタグラムのライブ配信の中で、有色人種を怒らせるつもりはなかったと釈明。肌が濃く見えてしまった理由について語っている。
「個人的に言いたいのは、このビデオと楽曲を通して、有色人種の人を怒らせるつもりは決してなかったということ。だって、私が幼い頃に聴いていた音楽なんだもの。私が見て最高だと思ったビデオたちを参考にしているの。私個人としては、90年代のR&Bが音楽界で最高の時代だったと思っている。それをお祝いしたかっただけなの。私が愛する、その時代の音楽をね」
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決して有色人種を貶めるつもりはなかったと弁明したジェシーだが、人々がそのように受け取ってしまったことについては謝罪している。
「私は誰かを怒らせるつもりは全くもってなかった。私が愛するものを純粋に祝ったことで、みんなが気分を害し、みんなを傷つけたかもしれないと思うと、本当に心が痛むわ」
なお、ジェシーは「Boyz」MVの撮影前に“わざと日焼け”をしたワケではないと主張。元々、日に焼けやすいタイプだと説明している。
「白人女性としてホントに幸運だと思うわ。太陽の下にいると肌がすごい黒くなるから、以前、グループにいたときレイ・アンから『本当に混血じゃないの?太陽の下だと私より濃く見える。すごいね』って言われたこともあるの。今日のライブ配信では、私のカーリーヘアは生まれ持ったものであることも伝えたかったの。私はずっとカーリーヘアなの。父親から受け継いだのよ」
また、同ライブ配信内では、ジェシーの“ブラックフィッシング”ついて批判したとされるレイ・アンについて、ニッキーが暗に批判する一幕もあったという。