作家のJ.K.ローリングが、世界的人気作「ハリー・ポッターと賢者の石」執筆中に、数々の「低品質な」大人向け小説を書いていたことを告白している。
最新の子供向けクリスマス小説「The Christmas Pig」発売にあたり、本を紹介するためタイムズ紙にエッセイを寄せたJ.K.ローリング。
彼女はその中で、「20代前半のころ、『The Private Joke』っていう、決していいとは言えない小説をたくさん書いていたの。他の作品にとりかかっている間は放置していたんだけど、定期的に書き加えていたのよ」と、まだ駆け出しの作家だったころの思い出を明かした。
ローリングは25歳の時、「ハリー・ポッター」のアイデアをマンチェスター発ロンドン行の列車の中で思いついたということが知られているが、その際にも荷物棚には「The Private Joke」の原稿が立てかけてあったという。
「『賢者の石』を書いている時にも、『The Private Joke』の執筆は続けていたわ」とつづったローリングは「でもある日気づいたの。『賢者の石』のほうがよっぽどいいって。だからもう、『The Private Joke』はやめることにしたの」と、1つの作品に集中することにした理由を明らかにした。
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