9月17日に配信がスタートし、今やネットフリックス史上最大のヒットとなった韓国ドラマ「イカゲーム」。ドラマの中の残虐シーンを避けて観る方法を専門家たちがアドバイスしている。
全世界で人気を博す一方、残虐なシーンも多く含まれていることから、「流行っているから見ているけれど、実は暴力的なシーンが苦手だ」という人も多いのではないだろうか。
【動画】「イカゲーム」予告編
ワシントンポストは、専門家のアドバイスのもと、「見ておきたいけど直視できない」そんなあなたに、少しでも快適に見られるコツを紹介している。
精神科医のキャロル・リーバーマンは、「先にあらすじを読んでおき、その後暴力的なシーンを飛ばして見るとよい」と勧める。話は知っているので友人との会話に乗り遅れることもなく、かといって残虐シーンを我慢して見る必要もないのだ。また暴力的なシーンが平気な友人と一緒に視聴し、そのシーンの間は自分だけ部屋の外に出て、後から何が起こったのかやんわりと教えてもらうというのも有効な手段だという。
しかし、先にあらすじを読んでしまっては、ドラマが面白さが半減してしまう、と感じる人も多いだろう。そんな人は次のような方法を試してほしい。
社会学教授のケント・バウスマンは、「暴力的なシーンでは両手で目を覆い、テレビ画面の隅の方だけを見る」ことを提案している。中心部分を見ていなくてもなんとなく要点を把握することができるため、暴力的なシーンが終われば、手を下ろして視聴を続ければよいのだ。
一方、ソーシャル・ワーカーのジェシカ・タッパーナは「見たくないシーンの間は全く別のことを考える」とよいという。彼女の場合、暴力的なシーンが流れている間は、頭の中で翌日同僚に送る予定のEメールの内容を考えているそうだ。買い物リストや、週末の予定を考えてみてもいいだろう。要するに、ストーリーとは全く関係のないことに思考を飛ばすということだ。
他にも、「休憩を挟みながら少しずつ見る」「枕にしがみつきながら見る」「恐ろしいキャラクターのバックグラウンドを勝手に想像して同情する」といった方法が提案されている。
